アサヒ飲料など続々「振る飲料」ブーム ストレス発散、

■2009年06月16日

振らないと飲めない「振る飲料」が、ひそかなブームとなっている。小腹が空いた時のおやつ代わりになっているほか、これまで消費者に“面倒”と、敬遠され気味だった缶を自ら何度も振るという行為が、不安と不満の鬱屈(うっくつ)した世相を反映し「ストレス発散飲料」としての人気をつかみ始めているからだ。

 アサヒ飲料は、缶の中のゼリーを、振って崩して飲む「バヤリース ふって感じるとろけるゼリーオレンジ」を今月30日に発売する。グレープ味に続く第2弾で、2009年に前年比2倍の120万ケース(1ケースは270ミリリットル×24本)の販売を狙う。サントリーも「なっちゃん ぷるるんゼリー」を先月26日から発売した。

 子供が好む果汁タイプのほか、最近では大人向けの商品も増えてきた。1991年に他社に先駆けて参入したポッカコーポレーションは、今年3月、価格が189円と通常より高めな「菓子工房フラノデリスプリンシェイク」を発売した。高級感ある味が特徴で、OLなどの“自分へのご褒美需要”を見込み、10年3月末までに30万ケースの販売を目指す。

 日本たばこ産業(JT)は苦みテーストを好む大人向けに今年3月「くずし飲み!ミルクコーヒーゼリー」を投入した。売れ行きは好調で、今月1日には何度もフタをして振れるようにボトル缶も品ぞろえしている。

 振る飲料の知名度を高めたのが、日本コカ・コーラが昨年4月に発売した「ファンタ ふるふるシェイカー」。振ってはだめどころか、振らないと飲めない炭酸飲料で、振る行為が職場のストレス発散需要などを取り込み、発売半年で165億円を売り上げるなど大ヒットした。

 これに続けとばかりに、各社の新商品投入が相次いでいる。

Posted by koyutan