中大教授殺害「やってしまった」メモ…容疑者宅から押収

■2009年05月31日

中央大理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(当時45歳)殺害事件で、教え子の山本竜太容疑者(28)(神奈川県平塚市)の自宅から、「やってしまった」などと書かれた自筆のメモが押収されていたことがわかった。

 警視庁関係者が明らかにした。事件後に書かれたものとみられ、警視庁は、「後悔はない」と殺害を認めている山本容疑者の供述を裏付ける物証とみている。また捜査当局は刑事責任能力を判断するため、起訴前の鑑定留置を行う方針だ。

 同庁関係者によると、今月21日の逮捕後、山本容疑者の自宅からは数冊のノートやメモ用紙などが押収された。それらには転職を繰り返す自らの不遇を嘆く多数の記述があり、その中に「やってしまった」「家族に申し訳ないことをした」--などの記載が見つかったという。日付はなかったが、同庁で分析したところ、書かれた順番や言葉の前後関係から、事件後に高窪さんに関して記述した可能性が高いことがわかった。

 捜査員が任意同行を求めに自宅を訪れた際、玄関先で事情を聞かれた山本容疑者は、その場で「私がやりました」と容疑を認めたという。DNA鑑定のための口腔(こうくう)内細胞の採取にも素直に応じた。最近の調べに対しては、「捕まるのを待っていたが、なかなか警察が来なかったので、時間つぶしのため一時は旅行まで計画した」などと話している。

 事件前後の行動や襲撃の様子についても、「2、3か月前に事件を計画し、当日はトイレの個室内で待ち伏せし、背後から無言で刺した」「無我夢中で刺した後、駅に逃げる途中、水道で血を洗い流した」などと矛盾なく説明している。ただ、動機については依然、「話したくない」と口を閉ざす状態だという。

Posted by koyutan