もしもプロ野球観戦でホームランボールをキャッチしたら

■2009年06月07日

かつて億単位の値がついたこともあるメジャーリーグのホームランボール。しかし、日本ではあまりそういった話は聞きません。もしかしてホームランボールをキャッチしても回収されたりするのでしょうか?

「いえ、ファンサービスの意識が向上した現在は、ほとんどの球団が基本的にホームランボールはキャッチした人にあげているようです」(『野球小僧』編集部・持木秀仁さん)

ならば直接問い合わせてみようということで、セ・パ12球団にアンケート調査を実施してみました。結果、期限までに回答が得られた球団は12球団中11球団(1球団のみ管轄のホーム球場広報が回答)。そのうち10球団は「基本的にはキャッチした方へプレゼント」という回答でした(1球団は無回答)。どうやら日本のプロ野球でも、ほとんどの場合、ホームランボールはキャッチした人がもらえると思っていいようです。

では、運よくプロ野球観戦中にホームランボールをキャッチしたら、そのボールにはいくらぐらいの価値があるのでしょうか? スポーツグッズ鑑定士の前野重雄さんに伺ってみました。

「幸か不幸か、日本のプロ野球において、プレミア価格がつきそうなメモリアルボールが我々鑑定士に持ち込まれるケースは例がありません。ホームランボールは、その選手や球団のファンにとって、あくまで個人的な記念品ということでいいのではないでしょうか」

前野さんによると、メモリアルなホームランボールを運よく手に入れたら、返却を申し出ることで、選手本人から代わりのサイン入りグッズをプレゼントしてもらえるケースがあるそう。

「その方が、ホームランをキャッチしたファンにとっても、きちんとした“お宝”としての価値がありますよね。メジャーリーグに比べると、日本はもともと記念となるホームランボールの返却を求めるケースは多いようです。選手・球団にとって、節目のホームランはやはり特別なものですから」(前野さん)

12球団へ行ったアンケート結果を見ても、メモリアルホームランの場合(例外はあるものの)、多くの球団・選手が返却に応じてくれた人へ、お礼として代わりにサイン入りの別のボールやサインバット、革手袋といったグッズをプレゼントしたり、記念写真を撮影するなど、ファンへのお返しをしているようです。

ホームランボールはオークションで高く売れる、なんて印象があったけど…。野球ファンにとっては、キャッチしたボールや選手からもらったサイン入りグッズこそが、プライスレスなのかもしれませんね




Posted by koyutan