種を遠くへ飛ばすコツは?

■2009年06月10日

全国各地で開かれている様々な種飛ばし大会。町おこし的イベントが多いようですが、どの程度の記録が出ているのでしょう。また、遠くへ飛ばすコツや、記録が出やすい種の形などはあるのでしょうか。

調べたところ、サクランボ、ウメ、カキで好記録が出ているようで、それらの大会の関係者に取材してみました。

●高田梅種とばし選手権世界大会(福島県・会津美里町)
毎年6月に開催、今年で16回目。梅の品種は高田梅で、その梅漬けを使用。世界大会らしく総合優勝は賞金300ドル。標準記録(中学以上の男性は10m)突破で「達人の証」を進呈。
大会記録/15m26

●さくらんぼ種飛ばし ジャパングランプリ(山形県・東根市)
毎年6月に開催。高級品種である佐藤錦を使用し、一般の部の優勝商品は佐藤錦2kgと温泉宿泊券。公式ルールを制定、仙台などでも大会を開催している。
大会記録/16m00

●全国柿の種吹きとばし大会(鳥取県・南部町)
名産の富有柿を使用。毎年11月23日に開催され、今年で21回目。メンズ部門、レディース部門の優勝商品はハワイ旅行。
大会記録/17m77


各大会、落下点ではなく種が転がって止まった地点までの距離を計測するようです。しかし、どうすればこんな記録が? 共通のコツは、唇をすぼめて飛ばすことや果肉をきれいに食べること。なぜでしょう。

「唇を筒状にすぼめると鉄砲のようになり、初速が出やすいんです。ただ、果肉が残っていると空気が漏れるためによく飛ばず、着地後の転がりも悪くなります」(東根市観光物産協会・細矢さん)

ところで、飛ばす角度は関係あるんでしょうか。

「角度は45度の放物線を描くのが理想です。ただ、屋外は風の影響を受けることもあり、大会ルールでは追い風10m以上の場合、参考記録になります。また、科学的には立証されてないようですが、ゴルフなどでは風の隙間に入るとよく飛ぶといわれているそうですよ」(同)

風のマジックが…。また、どの大会も種を選ぶのではなく、果肉を味わってから競技スタートのようです。カキの種飛ばしでは、種の形が記録を左右する場合も。

「種が少し丸みを帯びていると転がりやすくなるんです。参加者がカキを食べて出てきた種を使うので、運不運もありますね。また、飛ばすコツとして、反動をつけて飛ばす方も多いですよ」(南部町役場産業課・糸田さん)

なるほど。種飛ばしは、種の形、テクニック、気象コンディションの3つが揃ったときにすごい記録が出るようです。遠くへ飛ばすのはけっこう難しいのかも…。

Posted by koyutan