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太陽も100年に1度の非常事態だった!?
■2009年06月10日
100年に一度の大不況といわれるなか、太陽活動までもが、この100年で最低の水準だとする観測結果が出ているそうだ。太陽活動が活発なときに増える黒点が、通例より少ないというのだ。大丈夫か、太陽! これは何かマズイ事態なのでは。太陽物理学者である京都大学の一本 潔教授に聞いてみた。
「太陽は、通常11年周期で、活動が活発になる“極大期”と低調になる“極小期”を繰り返しています。現在は、極小期から極大期に向かう時期なのですが、今年になってもほとんど黒点が観測されていないんです」
実は、過去にも黒点が減少するという事態はあった。とくに1645年から1715年のマウンダー極小期と呼ばれる期間は顕著で、11年周期による太陽活動の変化もなかったという。
「マウンダー極小期と同じく、過去1万年ぐらいのあいだに、何度か太陽活動が非常に弱まった時代があることが判明しています。その時代には、地球が寒冷化していました。しかし、なぜ太陽活動が弱まる時期があるかはよくわかっておらず、予測することもできません」(同)
今がその時期だとしたら、これから寒冷化が進む? 地球温暖化が懸念されている今、むしろラッキーだったりして。
「まだまだ現状では、ちょっと極小期が長いというだけなので、何ともいえません。それに、地球温暖化についての太陽活動の影響は、二酸化炭素の問題に対してわずか10%程度と見積もられています。ただ、問題なのは、太陽活動がどういう仕組みで地球の気温に影響を与えているかが、あまりわかっていないこと。本当に深刻な話かどうかもわからないというのが、正直なところなんです」(同)
現段階では、あまりセンセーショナルに太陽活動を問題視しても、杞憂に終わる可能性が高いようだ。寒冷化については、数千年のタイムスケールで見る必要があるという。とにかく、早く黒点を見せて安心させてください、太陽さん!
Posted by koyutan